今日の夕方、麦刈りを終え家に帰る途中のことでした。
カチガラスが一羽、道端の黒いものの側からサッと飛び去っていくのが見えました。
なんだろうと思い、ゆっくり車を走らせて開いている窓から外を見ると・・・
なんと先日巣立ちをしたばかりのカチガラスのヒナが死んでいるではありませんか。
カーコと同じ大きさだったので一目でカーコの兄弟だとわかりました。
ショックでした。
私が育てたカーコに続き、元気に巣立ったはずのヒナまでもが・・・
真っ黒カラスか、猫か、それとも車にひかれたのでしょうか。
素早く飛んで逃げることができなかったんでしょう。
家に着くと「お帰りー」と玄関先に出てきた娘に早速話しをしました。
娘も大変驚きましたが、ヒナをカーコの側に埋めてやろうと言いました。
私も全く同じ考えだったので、すぐに小さなショベルと新聞紙を手にヒナの所へ引き返しました。
ヒナの側には赤い血と麦が数粒落ちていました。
道路脇の麦田から食べようととったものでしょうか。
家に戻ると早速カーコのお墓の隣りにスコップで穴を掘り、ヒナを埋め、娘が摘んだ庭のツツジの花を飾り、線香を立てて合掌しました。
親鳥にちゃんと育ててもらって巣立ちをしてもこんな悲しいことがあるんだなぁ。
自然ってなんて厳しいんだろうと娘と二人、しみじみ話し合いました。
これで我が家の前の電柱の巣から飛び立ったヒナはたった1羽になりましたが、どうかその1羽は親鳥と一緒に大きくなるまで無事に育って欲しいと願っています。