所用の後、お昼頃に県立美術館に行きました。
佐賀市出身の画家・岡田三郎助(おかださぶろうすけ)のまぼろしの名画“裸婦”が公開されています。
9月2日(日)まで入場料無料でしかも写真撮影もフラッシュをたかなければOK(一部を除く)ということでした。
24歳の若さで描いたとは思われないような凛とした緊張感が伝わってくる“矢調べ”にはじまり、幼くあどけなさが残る少女や年齢を重ねた婦人像などそれぞれの女性の表情にハッとさせられる絵画の数々。
鮮やかな色のバラの花。
フランス留学時に描いたイタリアの風景や天井画のフレスコ画。
そうかと思えば、伊豆の風景画や迫力ある富士山の絵など多数の作品が展示されていました。
中でもひときわ際立ったのが70年ぶりに姿を現した“裸婦”
照明の具合でしょうか、絵具でしょうか、絵全体がキラキラ輝いていてクッションの青や手前の布も色鮮やかでした。
カメラ撮影はOKのようでしたが、作品を目の前にしてカメラを構えるのがなんだかはばかられるような気がして私の眼だけにおさめてきました。
数年前に行ったフランスの美術館内でパチパチ撮影しまくっていた私なのにどうしたことでしょう・・・
といわけで上の写真はパンフレットです。
美術館を出てお堀の周辺を散策しました。
ハスの再生も順調のようです。
気温はまだまだ高かったのですが、吹く風と木々の間から揺れる日差しが心地よく感じられました。