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茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」

7月8日(日)、梅雨の合間の晴れの日を待って、お茶の栽培発祥地といわれる脊振山霊仙(りょうせん)寺跡に娘を誘って行ってきました。
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道の駅に行く手前に入口の道があると思い、看板を探しながら山道を登ったのですが、すんなり道の駅吉野ヶ里・さざんか千坊館に着いてしまいました。
せっかくなので店の中に入り、その奥の展望スペースに行き、設置してある地図で霊仙寺の場所を今一度確認しました。
近くにいたお客さんも眼下に広がる山を眺め、「有名な場所があるけどどこから入るのかわからない・・・」とつぶやいていました。
茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」_b0030191_911120.jpg

私たちはもう一度、今来た道を下ると500メートルくらいでしょうか、左に山道に入る道がありました。
がけ崩れで工事中の道でした。
工事用の赤信号で5分間も待った後、狭い山道通り抜けると、反対側の信号のすぐそばに、お目当ての場所がありました。
初めて来た場所ですが、ここは福岡へ抜ける坂本峠へ続く道のようです。
路肩には駐車スペースやトイレもありました。
ここから霊仙寺に歩いて登ります。
茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」_b0030191_9111473.jpg

綺麗に整備された階段はウッドチップが敷き詰められ、豪雨の後でしたが水たまりもなくふわふわした感触を心地よく感じて進んで行きました。
こんなに山道が整備されているのに、大通りからの入り口の看板がどうして設置されていないんだろう・・・?
そんなことを考えながら一歩一歩自分のペースで歩いて行きました。
茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」_b0030191_9112454.jpg

なるほど、なるほど、看板に描かれた文字を見るまでもなく、山林独特の美味しい空気を味わい、森林浴を実感しました。
山道のほとんどが樹木で覆われ、心地よい日陰を作っているので日焼けの心配もありません。
茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」_b0030191_9114854.jpg

その日陰が途絶え、急に日光が顔をだしたら目的地の霊仙寺跡も間近。
手すり付きの階段を力を振り絞って登ると、やっと下界が見渡せる場所にきました。
背の低い樹木はお茶の樹でしょう。
ここが日本で最初にお茶の樹を栽培した場所なんですね。
茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」_b0030191_9115656.jpg

下を見下ろすと、さっき行ってきた道の駅がよく見えていました。
道の駅からはこの場所が全然わからなかったのに・・・
茶樹栽培発祥の地「脊振山中宮 霊仙寺跡」_b0030191_100862.jpg

最初から最後まで階段ずくめの山道を登りきると、やっと目的地に到着。
臨済宗の開祖<栄西>が中国の宋より持ち帰ったお茶をこの地で栽培したのが日本の茶樹栽培の始まりと言われているそうです。
登り口にはお茶の名産地静岡からの石碑もありました。
ここは昔、脊振千坊と称されるほどの隆盛を誇っていた所だそうで、平成8年には歴史の道100選にも選ばれた<博多へ通ずる道>だそうです。
今年5月には3年に一度の<聖茶まつり>というものも開催されていたようです。
お堂に置いてある記名帳には横浜から来た方の名前もありました。
知る人ぞ知る有名地なんですね。

この山登りをした後の数日間はふくらはぎの筋肉痛に心地よさを感じるくらいでしたが、最近私を悩ませていた腰痛や足のしびれが解消できているのはこの森林浴の効果でしょうか。
また機会を見つけて山登りを楽しみたいと思います。
by nnhishikk | 2012-07-12 10:28 | お出かけ | Trackback | Comments(0)