ピンポーン♪
私: はーい。
あれっ、昨日
まるの散歩についてきた女の子たち。
今日はどうしたとぉ?
あ、子猫!かわいい!
今日は子猫を見せに来たとぉ?
女の子: ちがいます。
子猫をもらってくれる人をさがしているんです。
子猫、もらってくださぁーい。
私: ダ、ダメだよ。
ほら、ウチには犬がいるからねぇ。
女の子: お願いします。もらってください。
私: ダメ、ダメェ。
でもかわいいから写真撮らせてー。
女の子: エー、写真なんかいいから、もらってくださーい。
私: あれっ、こっちの子猫はあまり動かないねぇ。
女の子: そうなんです。こっちの猫は、病気みたいで元気がないんです。
ミルクもあんまり飲まないんです。
私: 牛乳を薄めてやったらいいよ。
ウチの犬もそのままでは飲まなかったけど薄めたら飲んだよ。
飼ってあげられないから代わりに牛乳をあげるね。
薄めて飲ませるんだよ。
女の子: ありがとう。
そう言って小学生の女の子たちは帰っていきました。
それを見ていたウチの娘がポツリ。
<私も子供の頃、一度だけ子猫を拾ってきたことがあるんだよね。その時はお兄ちゃんと近くの草むらに隠してエサをあげていたんだけど、そのうち子猫がいなくなったんだぁ・・>
かわいい子猫ちゃん、
もらってくれる人がいなくても、この辺は野良もいっぱいいるから力強く生きるんだよ・・
そう心の中でつぶやく私でした。