以前、動物病院の先生が<老犬が1年長生きするということは、人間でいうと4年長生きしたことになる>とおっしゃったことがあったが、現在16歳の
まる は、また一段と足腰が弱ったようだ。
散歩の時に付けていた首輪もしないで、ひたすら私が両手で
まる の体を支えていなければ歩くことができない。
前足、後ろ足でしっかり踏ん張って立つことができなくなったのだ。
おかげで私は始終、中腰の姿勢。これが腰痛の一要因であることは間違いない。
部屋から抱っこして外に行き、おしっこを何度かした後、また抱っこして家の中に入る。
横になった
まる の頭だけ持ち上げて容器で水を飲ませる。
しばらくしてから
まる の体をよいしょっと起こして、また体を支えながら、ご飯を食べさせる。
食欲は旺盛だが、食べているあいだもお尻をしっかり支えてやらないとステンと転んでしまうのだ。
ご飯が済んだら、しばらくその場に横になり、休憩の後またよいしょと体を起こし、台所を何周かまわり、ちょっと疲れたかな、と思うところで居間の所定の場所に移動。
この一連の動作を一日3、4回ほど、一人でやってみると、これが結構大変だ。
だから最近は娘との連携プレイでやるようになった。散歩は私がして、その後抱えて家に入るのは娘。その後の水飲みや足ふきは私、ご飯は娘、という風に・・。
私はまだ老人の介護の経験はないが、老犬
まる との生活で老人の介護のことも想像するようになった。人間と犬を同じように比べることはできないが、新聞などで<介護は一人の人間に押し付けず、まわりのみんなが分担協力してするほうがよい>との記事を読むにつけ、まさにその通りじゃないかなぁ、ひとりで介護したら絶対介護疲れするよ~と思う今日この頃である。
まる -今はまだ喜んで用足しに家の外に出ているけど、そのうちおしっこも寝たままするようになるのかなぁ・・。どんなに世話が大変になっても一日でも長く生き続けて欲しい・・。