デンマーク介護福祉視察研修1日目のお昼は街のカフェでワンプレートの食事。
サーモンとオレンジジュース(写真撮れてません(-_-;))が美味しかったです!
デンマークの卵は黄身が日本のより白っぽいのでスクランブルエッグも色がそんなに黄色くありません。
午後からは認知症ケアグループホームの視察。
198戸(5戸は夫婦で入居)198人のうち30戸が重度認知症の方。
施設に入るという日本の考えと違い、個々にアパートの部屋を借りているという考えだそうです。
北欧の黒を基調としたダイニング。
認知症の進んだ方がいらっしゃるフロアは黒ではなく明るい色調にしてありました。
この広いところでみんなと一緒に食事をしてもいいし、各自のお部屋で食事してもいいようです。
みんなが集まる広間にはグランドピアノ。
洋服の販売もたびたびおこなわれ、女性の入居者さんは喜んでおられるようでした。
建物内には美容室もありました。
街の美容師さんがこのお部屋で入所者さんの髪のお手入れをされるそうです。
2年後を目標に紙の郵便物を廃止してすべてEメールにする取り組みが行われているということで、高齢者もパソコンの使い方を勉強中とのことでした。
明るいトレーニングルーム。
ほかの部屋ではテレビ視聴やもの作りにも熱心に取り組まれているようでした。
重度知的障がい者などの感覚を光や音で刺激する空間「スヌーズレン」のお部屋もあり、視察の私たちも興味深く拝見しました。
この家電は何?
疑問に思って質問したところ、冬場の日照不足を補うため光を浴びる器具とのことでした。
アパートの出入り口の扉。
鍵を付けると拘束になるので、ちょっと開け方を難しく作ってあります。
上下のノブをそれぞれ同時に反対方向へ動かして扉を開けます。
個人のお部屋を快く見せてくださった方々に感謝です。
そして一番驚いたことはバスルームにバスタブがないこと。
バスルームは広いのですがトイレとシャワーのみ。
シャワーの下にバスタブがありません。
昔は一般的にバスタブを置いていたそうですが、最近は資源節約のため置かなくなったそうです。
お風呂で体を温めてリラックスするという考え・・・
高齢者になればなおさらと思うのですが・・・
そんな感覚が日本独特のものだと思い知らされました。