福岡県太宰府にある
九州国立博物館に行きました。
今日は普段立ち入ることができない博物館内の収蔵庫などを見学できる<バックヤードツアー>というものに参加しました。
参加料は無料で博物館内外の施設をボランティアの方の説明を聞きながら回りました。
最初の説明で興味深かったのは・・・
博物館の屋根がチタンでできていること
館内に入ってすぐの吹き抜け屋根の丸太は近隣の山の間伐材を使用しているとのこと
屋根に降った雨水を館内に利用していること
外気を地下に取り入れ空調に利用していること
館内の窓が二重構造で外気温に影響されにくく、また紫外線もカットされているのでこれまでの博物館のイメージとは違った外観ができたとのこと等々でした。
その後館の外に一度出て、建物の横から中に入って免震構造を見学しました。
免震は大切な展示物を地震などから保護するために不可欠のようです。
ここは撮影OKです!とのことでした。
最後に館内奥の収蔵庫の見学に行きました。
160メートル×80メートルという長方形の建物の中の長くて静かな廊下をどんどん奥へ進んで行った先にお目当ての部屋がいろいろありました。
最近テレビで紹介されている、物体を立体的にコピーできる機械もありました。
実際にこんな場所で使われているのかと納得しました。
収蔵物の種類によって部屋を適温適湿に保つように工夫がされていたり、作業時に大切なものを落としても損傷が少ないように畳の部屋があったりで、いろいろ感心させられました。
警備員とともに、ロックを解除して奥の部屋に進んでいく様子は映画の一場面を思い出すようでもあり、貴重な体験をした一日でした。